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映画やグルメなど、好きなものを紹介していきます

映画「ザ・リトル・ストレンジャー」予想外の結末!

どうも ゆうですÜ
今回紹介する映画は
ザ・リトル・ストレンジャー

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Twitterの投稿を見て気になり、早速観てみました~
途中ちょっと睡魔に負けましたがw
最期まで見ると、そうゆうことかー!と思える作品
全体的に物静かな作品ですが
映画の雰囲気が好きな方にはおススメです

説明・あらすじ

原題:The Little Stranger(2018)
イギリス・アイルランド・フランスのゴシックドラマ映画。
原作はサラ・ウォーターズの同名小説。レニー・アブラハムソン監督、ルシンダ・コクソン脚本。
2018年8月にアメリカで公開され、批評家から好評を得ている。

田舎の町医者ファラデー博士は、幼少期の頃に母親が働いていたハンドレッズ領主館から往診を頼まれる。そこは200年以上にわたりエアーズ家が住んでいるが、今では衰退しており、子供の頃の華々しさは失われつつあった。住人は不吉な”何か”に悩まされており、そのときファラデー博士は、エアーズ家と自身の人生が、不穏に絡み合っていくことになるとは知る由もなかったーー。

The Little Stranger Movie | Official Website | Trailers and Release Dates | Focus Features


THE LITTLE STRANGER - Official Trailer [HD] - In Theaters August 31

ストーリー(ネタバレ)

・主な登場人物
ファラデー博士(ドーナル・グリーソン)
キャロライン(ルース・ウィルソン)
ロデリック(ロデリック・エアーズ)
エアーズ婦人(シャーロット・ランプリング
メイド(リヴ・ヒル

1940年代のウォリックシャーで、町医者ファラデー博士は老朽化したハンドレッズ領主館から病気のメイドの往診を頼まれる。しかしメイドは仮病で、広い館でひとり心細さからホームシックになっていたことを自白する。過去栄光に輝いたエアーズ家も、今では少女ひとりしか雇えないほどに落ちぶれていた。博士は子供の頃に母親がメイドをしていた、かつての壮大な領主館を訪れたときの感動を語る。ファラデー少年はそのとき、出来心で精巧な木彫りからドングリを奪い、母親に酷く怒られたのだった。現在の領主は、第二次世界大戦でひど火傷を負い脚も悪くした、元イギリス空軍のロデリックで、妹のキャロラインが看病していた。博士は学会の論文発表の為もあって、ロデリックに電気ショック治療を提案し、回復の兆しを見せるが、彼は館に”何か”がいると怯えていた。

Domhnall Gleeson and Will Poulter in The Little Stranger (2018)

ある日博士は一家の親族が集まるパーティーに誘われる。しかしそこで少女が突然顔面を酷く怪我をする。キャロラインが飼う犬の仕業に思われたが、襲われた瞬間は誰も目にしていない。博士は治療を行い帰宅するが、それを機に気が触れたロデリックは精神病院送られることになる。博士はキャロラインの気晴らしにダンスパーティーに誘うが、彼女に好意を抱きつつあった博士は、他の男性とダンスを踊る彼女を見て嫉妬心を燃やす。そして彼女を車で送ると「まだ帰りたくない」と言うので森で車を駐め抱こうとするが、キャロラインは途中で「やっぱりダメ」と家に帰ってしまうのだった。後日、キャロラインから母親の様態が悪いと連絡を受け向かうと、夫人は既に元気を取り戻していたが、部屋のあちこちに奇妙な跡があり、かつて亡くなった長女の名前が刻まれていた。また、誰もいないはずの子供部屋からメイドの呼び鈴が鳴り、婦人までもが娘の亡霊がいると言い出すようになる。

Charlotte Rampling and Liv Hill in The Little Stranger (2018)

博士は先日の件を詫び、キャロラインにプロポーズをするが、女は微かに頷いただけだった。そして再び子供部屋から物音がしたため、婦人が向かうとひとり閉じ込められてしまい、必死に逃げようとして怪我を負う。博士の治療を受け麻酔で眠っていたが、その後まもなく、長女の写真立てのガラスで手首を切り亡くなっていた。博士は館の奇妙な出来事について、ポルターガイストのような、無意識のテレキネシスの産物であると考えた。葬儀の夜、博士は結婚について迫り、キャロラインは今は葬儀後で落ち着かないと断るが、1か月あれば落ち着くだろうと6週間後に設定するのだった。博士は指輪やドレスを用意し彼女に見せると、キャロラインは「やっぱり結婚できない。私は結婚しても幸せにならない」と断り、館は売却し、兄と別の場所で済む手続きを済ませたと言う。

Domhnall Gleeson and Ruth Wilson in The Little Stranger (2018)

ある夜、博士は館の近くの森まで車を走らせ、車中で怒りと悔しさを爆発させる。そのまま寝入ってしまい、朝方帰ると、キャロラインが亡くなったと知らせを受けるのだった。彼女の死に関する裁判で、メイドは夜中物音がして起きると、キャロラインが2階に行くところを見かけ、彼女が「あなた…あなたが」と言って2階から落下したと報告する。博士も意見を求められ、最近の彼女は精神不安定状態だったため、自殺の可能性が高いと回答する。検死官は自殺であると宣言し、裁判は閉廷する。数ヶ月後、博士はキャロラインから受け取った鍵を保持したまま、売り出し中の館を訪れます。彼が家を出ると、階段の上にはファラデー少年が立っていた。

Tipper Seifert-Cleveland and Oliver Zetterström in The Little Stranger (2018)

感想(ネタバレ含む)

最初は幽霊系のホラー映画かな?と思いきや
最期の結末を知ると、犯人はファラデーだったんかー!と思わされました
(明確な描写はないので、視聴者の解釈になりますが)
ロデリックを精神病院送りにしたのも、婦人を殺害したのも、最後キャロラインが落下したのも・・・
(無意識や二重人格?だったとしても)彼の仕業と考えられます
ただ、館内の奇妙な跡や少女が襲われた件については、彼の仕業とは考えにくいので、偶然の産物?

子供の頃に強く抱いた「この館の主になりたい」という願望が彼を突き動かしたのでしょうか
その願望を妨げる人々を次々に追いやる
本当に愛しているのはキャロラインではなく館
彼女は館を手に入れるための手段だったのでしょうか
それを感じ取って、キャロラインは結婚を断ったのかもしれませんね
確かにそれでは、彼女は結婚しても幸せにはなれない

正直キャロラインは愛嬌や可愛さもなければ
服装も館のお嬢様というよりは、使用人のおばさんみたいな感じです
子供のころ抱いた憧れを語る、ファラデー博士の生き生きとした表情からも、館に対する特別な感情がわかります
ロデリックの主治医として、館の住人がごとく出入りしてますしね
このメイン画像を見ると、いかにもファラデー博士が怪しいと感じますね

Domhnall Gleeson in The Little Stranger (2018)

主人公のファラデー博士はもちろん
何か負のオーラを放つ登場人物のキャスティングと演技はお見事!
シャーロット・ランプリングも、もうすっかりおばあちゃんになってしまったな~
しかし変わらぬ気高い雰囲気はさすがです
過去紹介した、彼女が出演している作品はこちら

yumak0.hatenablog.com

個人的に感じるこの映画の最大の魅力は
風景の美しさ!緑あふれる庭や森の情景は素晴らしいです
館内もアンティークな豪華さがあって素敵なのですが、怪奇現象が起きてからは、不気味に見えてくるから不思議ですね

タイトルの「The Little Stranger(小さな他人)」
はまさしくファラデー少年のことでしょうね
館の主、一家の一員になりたくても、結局ずっと他人のまま

終始どよよ~んとした雰囲気の映画ですが、楽しめましたÜ