映画「シャンプー台の向こうに」芸術的なヘアスタイルと家族愛
どうも ゆうですÜ
今回紹介する映画は
シャンプー台の向こうに
約20年前の作品になりますが
初めて観たときかなり気に入りました
イギリスの美容師の物語
ちょっと珍しいテーマですよね
ラストが素晴らしいですよ
説明・あらすじ
原題:Blow Dry(2001)
イギリスのヒューマンドラマ・コメディ映画。監督はパディ・ブレスナック。
ヘアドレッサー・コンテストをめぐり、崩壊しかけていた家族の修復を描いている。
ヨークシャーの小さな町キースリーで、理髪店を営むフィルと息子のブライアン。ブライアンは、地元でヘアドレッサー・コンテストが開かれることを知り出場を決意するが、そこへ、母シェリーが突然現れる。父と母は、10年前のコンテスト出場以来、長く絶縁状態にあるのだが、実はシェリーはガンに冒されており……。
ストーリー(ネタバレ)
・主な登場人物
フィル(アラン・リックマン)
シェリー(ナターシャ・リチャードソン)
ブライアン(ジョシュ・ハートネット)
サンドラ(レイチェル・グリフィス)
レイモンド(ビル・ナイ)
クリスティーナ(レイチェル・リー・クック)
ルイス(ヒュー・ボネヴィル)
デイジー(ローズマリー・ハリス)
イギリスのヨークシャー地方キースリーで理髪店を営む父フィルと息子ブライアン。その町でヘアドレッサーのコンテストが開催されることになる。母シェリーもパートナーのサンドラと美容室をやっており「家族で出場したい」と提案するが、シェリーはかつての大会当日、サンドラと駆け落ちしたため、フィルとは絶縁状態で案の定断られる。そんな中、都会から美容師のレイモンドが娘のクリスティーナと部下のルイスを連れて、優勝すべく帰ってくる。ブライアンは幼馴染のクリスティーナに好意を抱いていたため、コンテストに興味を持ち始める。レイモンドはかつてのライバルフィルに闘志を燃やしていた。ブライアンとクリスティーナはバーで再会し、彼女も美容師として活躍したいが、染髪すら絶望的な腕だった。ブライアンの提案でふたりはこっそり安置所に侵入し死体の髪で染髪の練習をする。いい雰囲気になりキスをするが、死体がうめき声を上げ、彼女は恐怖で飛び出す。喉に詰まった空気が漏れただけだったが、内側から鍵がかかりふたりは締め出されてしまう。
翌朝遺族が訪れ、カラーリングされた遺体を見て「シド・ヴィシャスかよ!」と驚く。レイモンドの挑発と家族の頼みで、フィルも観念して大会に出場することに。大会は4部門あり、まずはブライアンが担当するが、大会中、遺体を弄ばれたと怒った遺族が乗り込み、逃げ回る羽目に。制限時間内に終わらず最悪な出だしとなる。家族内でも口論となり、その場を鎮めるため母シェリーはカツラを投げ捨て「大会は私の最期の願いなの!」と言い捨て去っていく。それを見て初めて彼女が末期癌であることに気づいた父息子は、本気で大会に向き合うようになる。次は抽選モデルの男性部門だが、確実な勝利にこだわるレイモンドはルイスと不正を働き、既に下準備を施したモデルが必ず当たるようにくじに細工をする。しかしそれを予測していたフィルが阻み、ブライアンも本気を出して男性のヘアカットを見事に完成させ、高評価を得るのだった。
ブライアンがクリスティーナの元を訪れると、カラーリングの腕を上げたと言い、カラフルな羊たちの群れがやってくる。他の羊と見分けがつかず困っていた羊飼いは喜んでいた。次は女性部門でシェリーが担当する。シェリーは病による苛立ちからいつもヘアカットを担当している老婆デイジーと喧嘩になるが、彼女に慰められる。当日、会場に現れたシェリーはモデルとしてデイジーを連れてきたため、会場はどよめく。しかし、デイジーのシルバーヘアーに中世のエレガントな髪型が映え、再び一家は高得点を打ち出すのだった。いよいよ最後はフィルの番だが、テーマが決まらず家族で議論しているとシェリーが抗癌剤の影響でトイレにこもってしまう。治ったと聞かされていたサンドラは嘘をつかれていたことにショックを受け飛び出す。そこでフィルが「愛した同じ女のために協力しよう」と説得し「まだアレは残っているか?」と聞く。
一方クリスティーナは度々不正を働く父に失望し、モデルである自分の髪を短く切ってしまうのだった。それを見てブライアンは「これまでで一番美しいカットだ」と褒め、ふたりはキスをする。大会最終日、何とか代役モデルを見つけたレイモンド達の元に、かつてのユニフォームを着たフィルが帰って来た。気合を入れストレッチした裸足の裏には、シザーの刺青が映る。そして終にセットが終わり、各モデルが舞台に登場する。レイモンドのテーマは「ネフェルティティ」で、急遽代役のモデルに関わらずエジプトの王女が見事に表現されていた。最後のフィルはテーマを「サンドラ」と名付ける。ステージに上がったサンドラが両手を広げると、全身ボディペイントで頭皮には刺青が入り、黄金の冠を模した幻想的なヘアセットを披露するのだった。その晴れ晴れしたふたりの姿を見て喜ぶシェリー。見事優勝した家族は「家に帰ろう」と肩を組んで仲良く会場を去っていく。
感想(ネタバレ含む)
この映画を観て、ヘアドレッサーコンテストなるものがあることを知りました!
ファッションショーのヘアスタイル版って感じですね
ちょうどニュージーランドに留学中に、
まさに同じようなコンテストがあって、
ホストブラザーがモデル役で参加したので観に行ったことがあります
外人だからか、みんなキレイだしめちゃめちゃかっこいい!
すっごく興奮した、貴重な機会でした
最初はやる気のない父フィル役のアラン・リックマンですが
最後の部門で現役復帰してやる気出したシーンはめっちゃかっこいいです!
専用ユニフォームと、黄金のシザーと
そしてウォーミングアップしたときの足の裏のタトゥーがめっちゃかっこいい!!!
傑作の「サンドラ」はもはやヘアーに止まらず、ボディペイントいつ誰が施したの?!
っていうぶっとんだ芸術作品でしたが、美しく感動しました
若き日のジョシュ・ハートネットもかっこいい!
一番かっこいいのは「パラサイト」って映画に出てくるちょっと不良の生徒ですかねw
今はどうかなと思って検索したら、雰囲気はそのままで少し渋く貫禄出た感じで
相変わらずイケメンでした
このふたりの身長差があるキスがすごくロマンティック!
しかし自分であんな可愛く髪切れるわけないと思いますがねw
対するヒロイン役のレイチェル・リー・クックはというと
他の映画で(特に最近)全く見かけませんが
こちらも変わらず美人のまま!
現在40歳のようですが、歳とってないんじゃ?!ってくらいキレイです!
今知りましたが、FF7ACのティファ役で声優してたんですね!驚き!!!
FFで一番好きなキャラなので、ちょっと嬉しいです
母親シェリー役のナターシャ・リチャードソンも美しかった〜
こうゆう金髪のボブ、素敵ですよね
ファッションもジャケット着てブーツ履いて、かっこいい
ストーリーでは割愛してますが、他の出場者も変わり者が多く
ヘアスタイルは奇抜でまさに芸術なのが見ものです
実用的な髪型というよりは、本当に「見せ物」ってかんじですね
ファッションショーも実際誰が着るんだろ?って服多いですよね
コンテストの司会は市長なのですが、彼の滑りっぷりもちょっと笑えますw
舞台がイギリスの片田舎の、ちょっとした美容院や理髪店というのも素朴で好き
イギリスのブラックユーモアでちょいちょい笑いもアリで、
ほんわか映画が観たい時にはおすすめですÜ