映画「ピッチ・パーフェクト」3作 鳥肌モノの歌唱パフォーマンス!※ネタバレ
どうも ゆうですÜ
今回紹介する映画は
ピッチ・パーフェクト(シリーズ3作)
この女優さん、こんな歌上手かったの?!
と驚きの連続です!
音楽も好きな方は、一見の価値あり!
影山みほさんの「MIHOシネマ」でも、3作紹介されているのでご参考ください
詳細・簡潔ストーリー(ネタバレ)
原題:Pitch Perfect(2012)、Pitch Perfect 2(2015)、Pitch Perfect 3(2017)
アメリカの青春・ミュージカル・コメディ映画。
監督は3部作とも別で、1:ジェイソン・ムーア、2:エリザベス・バンクス、3:トリッシュ・シー。脚本は3部作ともカイ・キャノンで、原作はミッキー・ラプキンの「Pitch Perfect: The Quest for Collegiate A Cappella Glory」。
ベラーズのメンバー
ベッカ(アナ・ケンドリック):全作の主人公。夢は音楽プロデューサーになること。
ファット・エイミー(レベル・ウィルソン):大胆不敵な「ふとっちょエイミー」。
オーブリー(アンナ・キャンプ):1作目の部長で、厳しい性格。緊張しすぎると吐く。
クロエ(ブリタニー・スノウ):1作目の副部長的存在。ベラーズに人生を捧げている。
エミリー(ヘイリー・スタインフェルド):2作目から登場。作曲家が夢で、母親もメンバーだった。
ステイシー(アレクシス・ナップ):性に解放的で、3作目では妊娠し母となる。娘の名前は「ベラ」。
シンシア(エスター・ディーン):レズビアンの黒人メンバー。
リリー(ハナ・メイ・リー):奇妙な振る舞いと発言をする不思議キャラ。ドラムの音を出す。
フロ(クリッシー・フィット):2作目から登場。グアテマラから転入。バク転などができる。
ジェシカ(ケリー・ジェイクル):ベッカたちと同期
アシュリー(シェリー・リグナー):ベッカたちと同期
1作目
ベッカは音楽プロデューサーになるのが夢で、早くレコード会社で働きたいと思っていたが、大学教授の父親から最低でも1年は大学に通い、クラブに所属して学生ライフを楽しめと約束させられる。寮の共用シャワーで何となく歌を歌っていると、バーデン大学の伝統を誇る女性アカペラ部「ベラーズ」の副部長クロエに歌声を称賛され、入部を勧められる。最初は興味を持たなかったが、父との約束もありオーディションを受け合格したベッカは、個性豊かな面々の集まりベラーズの一員となる。目標は全国大会優勝、最大のライバルは同校の男子アカペラ部「トラブルメーカーズ」だった。しかし、勝ちにこだわる部長のオーブリーは伝統を重んじるあまり、毎年同じ曲、同じ衣装、同じ振り付けで挑もうとし、斬新なアイディアを持つベッカとは衝突が続く。予選大会で観客が退屈しているのを感じ取ったベッカは突然アドリブを入れるが、結局敗退してしまい、彼女のアドリブが原因だとオーブリーに追い出されてしまう。仲良くなった「トラブルメーカーズ」の新入部員ジェシーにも八つ当たりして喧嘩してしまうベッカ。しかし準優勝者がまだ高校生であることが発覚し、ベラーズに決勝戦進出のチャンスがやってくる。いつもはクールに振る舞っていたベッカだが、ジェシーやベラーズのメンバーの大切さに気づき、再入部を願い出る。メンバーもベッカの斬新さに必要性を感じており、部長のオーブリーも厳格な父の影響で頑なになっていたことを認め、お互いに自分を曝け出したメンバーは、決勝戦に向けて猛特訓を始める。双方のチームが最高のパフォーマンスを披露し、これまで美しいハーモニーだけだったベラーズは、ボイスパーカッションやラップ、ダンスも取り入れ観客を魅了、見事優勝する。ベッカとジェシーは仲直りの熱いキスをし、最高の大会を終えるのだった。
2作目
全国大会で優勝したベラーズは新しいメンバーも迎え、オバマ大統領の生誕記念式典で輝かしいパフォーマンスを披露するが、アクシデントでファット・エイミーが公衆の面前で股間を晒してしまい、ベラーズはアメリカ中から非難囂々、罰として大学からの大会出場権を失ってしまう。そこでベラーズは、大学枠が関係のない世界大会で優勝して世間を見返そうと決める。オーブリーは卒業し、現在はベッカと留年したクロエがリーダーを務めるが、ベッカは仲間に内緒で夢のためレコード会社でインターンを始めていた。また、母親をベラーズのOGに持つ新入生のエミリーがベラーズの仲間入りとなる。強敵はドイツのアカペラグループ「ダス・サウンド・マシン(DSM)」で、まずは敵情視察をするが、体格も良くメンバー数も多く、まるで機械や軍隊のように息が合い迫力のあるパフォーマンスに怖気付くベラーズ。またインターン先の社長にも、オリジナリティがないと認めてもらえなかった。そこでベッカは作詞を趣味としていた新人のエミリーと手を組み、ふたりのオリジナルサウンドを披露して、社長に認めてもらう。ベラーズは一から鍛え直すため、合宿をすることに。合宿先には社会人となったオーブリーがおり、トレーナーとして働いていた。過酷なトレーニングが始まり、ベッカが内緒にしていたインターンのこともばれ、喧嘩別れしそうになるが、みんなでキャンプファイアーを囲み再びベラーズがそれぞれにとって大切であることを実感する。そして迎えた全国大会。各国のパフォーマンスが繰り広げられ、いよいよラストはベラーズの番となる。ビヨンセの「Run the World (Girls)」で会場を沸かせるが、今までカバー曲ばかり披露してきたベラーズは、なんとエイミーとベッカが作曲したオリジナルの曲を披露する。そして曲の終盤には、オーブリーやエイミーの母も含め、歴代のベラーズが集結しコーラスで会場が一体となる。感動のフィナーレを迎え、世界大会初優勝を実現するのだった。
3作目
アカペラを通じて最高の仲間と出会い、世界大会優勝という有終の美を飾ってバーデン大学を卒業したベラーズの面々。そんな彼女たちも今や立派な社会人。ところが、輝かしい学生時代とは異なり、キャリアも恋も絶不調。想像していた人生とは雲泥の差、挫折を味わう日々だった。そんなとき、USO(米軍慰問団)の海外ツアーでベラーズ再結成のチャンスを得る。さらにツアー中にDJキャレドに認められれば、彼のツアーの前座としてパフォーマンスできると知り、ベラーズの栄光を取り戻そうと大張り切り。ところが参加バンドはこれまで以上に強敵だった。歌はもちろんのこと楽器演奏も卓越しており、圧倒されてしまう。ベラーズはDJキャレドのパーティーに飛び入り参加しパフォーマンスを披露しようと計画。そこでベッカの才能に興味を持っていたDJキャレドのマネージャーは、ベッカを最新の音楽機器スタジオに招待する。DJキャレドの曲に合わせて夢中でMIXしはじめるベッカに確信するマネージャー。しかしまたもやハプニングを起こしたベラーズは、パーティーをめちゃくちゃにしてしまう。落胆するベラーズだが、再びマネージャーに呼ばれたベッカはDJキャレドからツアーの前座を単独で頼まれるのだった。仲間を裏切れないと断るベッカだが、自分の人生にとって岐路となる決断だと、マネージャーに念押しされる。一方エイミーは絶縁していた父親と再会し親子の絆を取り戻すかと思いきや、悪党の親玉である父は亡くなった母の遺産目当てだった。人質となるベラーズだったが、ベッカとエイミーが協力し、父の戦艦を爆破してベラーズは海に飛び込み逃亡。濡れた身体を温めながら、ベッカはみんなにDJキャレドのことを打ち明ける。するとみんなはベッカを応援するのだった。これからバラバラになったとしても、変わらない絆を確信し合う。ツアー初日、DJキャレドが挨拶し、ステージに上がったのはベッカだった。華々しい彼女の姿を最前列で見守るベラーズ。するとベッカは歌いながらステージを降り、みんなを誘う。ベッカとともにベラーズはバックコーラスでステージを盛り上げ、ファイナルステージに華を飾るのだった。
感想(ネタバレ含む)
面白くて3部一気に観てしまいました!
ストーリー内容というよりは、やはり圧巻のアカペラパフォーマンスが最高!
特に2作目、3作目のラストは鳥肌モノで、感動で目頭熱くなるほどです
ただ、1作目はかっこいいシーンは終盤に限られるので、2作目3作目に比べると序盤は物足りないかも・・・
ストーリーはコメディ要素が強いので、かなり現実離れしています笑
1作目の冒頭から美女がまさかのゲロをぶちまけるという・・・若干引きます笑
2作目の冒頭はなんとファット・エイミーがおしり丸出し!
3作目の冒頭はなぜかスパイ映画?アクション映画?のように大爆発!
「チャーリーズ・エンジェル」みたいです
これってアカペラの音楽映画だよね?汗 って思わされます笑
青春学園ものからハリウッドっぽい映画にどんどん成長していきます
ベラーズの登場シーンも「セックス・アンド・ザ・シティ」のように無駄にかっこいい笑
主役ベッカの女優アナ・ケンドリックは、前から知っていましたが
まさかこんなに歌が上手いとは!女優じゃなく大物歌手としてやっていけるのでは?!と素で思います
日本人寄りの小柄な体格なため可愛いな〜と思っていましたが、こんな才能があったとは、と度肝抜かれました
もう1人、驚きだったのがエミリー役の
ヘイリー・スタインフェルド
この子見たとたんに、あ!映画「バンブルビー」の子だ!と思いました
女優であり歌手でもあるんですね
バンブルビーの時よりちょっと肉付きが良かったですが
それでも化粧バッチリ衣装を着たステージ上ではめちゃめちゃ可愛かったです
2作目のもう1人の主人公って感じでしたね
また、特にファット・エイミー役レベル・ウィルソンの演技に驚きの連続!
歌唱力はもちろんですが
あんなに大きな身体でエアリアルパフォーマンスやアクションまでこなすなんて・・・すごすぎです!
その他にも個人的に興味が湧いたのは
ステイシー役のアレクシス・ナップ
めちゃめちゃスタイルいいし、顔も可愛いし、そして歌上手い・・・完璧すぎやしないか?!
あともうひとり驚きだったのが
グアテマラ出身のフロ役クリッシー・フィット
大きくは映らないのですが、なんとバク転バク宙?やってのけるので驚きでした
身体能力まで高いのか・・・
この映画の最大の魅力は何と言ってもみんなの歌唱力!
(踊りながら生で歌っているかどうか、また、ボイスパーカッションや低音は本当に女優さんが歌っているのかは謎ですが・・・)
これは文章では魅力をお伝えしきれないので、ぜひ映像で堪能していただきたい!
YouTubeで3部作それぞれのラストパフォーマンスが観れるので載せます
ただ、ネタバレになってしまうのでご注意ください!
Pitch Perfect (10/10) Movie CLIP - The Finals (2012) HD
Pitch Perfect 2 final (Flashlight) bellas
Pitch Perfect 3 (2017) - Freedom! 90 Scene (10/10) | Movieclips
歌はもちろん、衣装もダンスを含むパフォーマンスもすっごく魅力的です
個人的には好きなKpopアイドル少女時代を見ているような感じ
また、誰もがなんとなく聴いたことのある・知っている名曲ばかりだと思うので、それもお楽しみのひとつ
ちなみに、ベラーズはかなりオシャレかっこいいのですが
トラブルメーカーズは、、、歌はもちろん上手いのですが
2枚目ではなく3枚目キャラの集まりだからか
なんかこう、オタク感が拭えなくて・・・笑
そして、もうひとつの魅力はメインキャスト以外に
豪華なゲストがたくさん登場しているところ
2作目の冒頭にはなんとあのオバマ大統領が!映画出演してたんですね笑
また、終盤の世界大会にはあの最強アカペラグループの「ペンタトニックス」がカナダ選手として出演
NFLチーム「グリーンベイ・パッカーズ」の選手も本人出演し
おまけ映像ではその他たくさんのシンガーが本人出演しています
3作目ではDJキャレドが本人出演していました
ここで、私の特に好きなペンタトニックスの曲を紹介
サイモン&ガーファンクルの名曲「The Sound of Silence」のカバーです
初めて観た時、鳥肌立ちました!ほんとこの人たち凄すぎ!!
[OFFICIAL VIDEO] The Sound of Silence - Pentatonix
個人的にいいなと思ったのは、3部作とも主要メンバーが変わっていないこと
よく続編で3部目になると、主人公以外もしくは主人公すら変わってしまうこともあるので、ずっと変わらぬ気持ちで応援できるのがいいです
そして、ラブロマンス要素はおまけ程度なところ
1作目は、主人公ベッカと、トラブルメーカーズの新入部員ジェシーがいい感じになりますが、最後の最後でキスする程度
2作目は第二のヒロイン・エミリーと、同じくトラブルメーカーズのメンバーでジェシーのルームメイトのベンジーがいい感じになります(ただキスシーンすらない)
なぜかファット・エイミーとトラブルメーカーズの前部長バンパーもくっつきます
ここはお笑い要素がかなり強いです笑
3作目は、ベラーズ一筋だったクロエにようやく春が訪れます
米軍のシカゴといい感じになり、またまた最後の最後だけキス
おまけ的な感じで、リリーも他の黒人系シンガーと不思議キャラ同士惹かれ合います笑
3作目は主人公のベッカに恋愛要素がないのがまた面白いですね
今後マネージャーとくっつくかな・・・?ぐらいです
上記で紹介したラストパフォーマンス映像以外も、かっこいいステージシーンがたくさんあり、何度でも観たくなります
コメディ・フィクション要素はかなり強いですが
純粋に歌とパフォーマンスを心から楽しめる、素晴らしいエンターテイメント映画でしたÜ