映画「LION / ライオン 〜25年目のただいま〜」感動の実話!子役が可愛すぎる
どうも ゆうですÜ
今回紹介する映画は
LION / ライオン 〜25年目のただいま〜
前記事に引き続き、少年が家族を探す物語
前記事はフィクションですが、今回は実話です
よりリアルなため、結構泣きました!!!
ティッシュをご用意のうえご視聴くださいw
主役の子供時代が可愛い!
前記事はこちら
説明・あらすじ
原題:Lion(2016)
オーストラリア・アメリカ・イギリス合作のドラマ映画。
ルーク・デイヴィーズ脚本、ガース・デイヴィス監督作品。
原作はサルー・ブライアリーのノンフィクション本『25年目の「ただいま」 5歳で迷子になった僕と家族の物語』。
予算約1,200万ドルで製作されたが、全世界で1億ドルを超える興行収入を記録。
第89回アカデミー賞では、作品賞・助演男優賞・助演女優賞・脚色賞・撮影賞・作曲賞の6部門にノミネート。
迷った距離1万キロ、探した時間25年、道案内はGoogle Earth
あの日言えなかった「ただいま」を伝えるため、そして自分の人生を取り戻すため、いま僕は、広大な世界へ旅立つ―。
オーストラリアで幸せに暮らす青年サルー。しかし、彼には隠された驚愕の過去があった。インドで生まれた彼は5歳の時に迷子になり、以来、家族と生き別れたままオーストラリアへ養子にだされたのだ。成人し、自分が幸せな生活を送れば送るほど募る、インドの家族への想い。人生を取り戻し未来への一歩を踏み出すため、そして母と兄に、あの日言えなかった″ただいま″を伝えるため、彼は遂に決意する。「家を探し出す―」と。
ストーリー(ネタバレ)
・主な登場人物
サルー(デーヴ・パテール/幼少期サニー・パワール)
兄グドゥ(アビシェーク・バラト)
母カムラ(プリヤンカ・ボース)
養母スー(ニコール・キッドマン)
養父ジョン(デビッド・ウェナム)
養弟マントッシュ(ディヴィアン・ラドワ)
ルーシー(ルーニー・マーラ)
1986年インドのカンドワ。5歳の少年サルーは、兄グドゥと一緒に近くの線路を走る貨物列車に飛び乗り、積まれていた石炭を盗み町で牛乳に換えてもらう。サルーは近くで売られている揚げ菓子ジャレビも欲しがるが、兄はいつか買ってやると言いふたりは家路に着く。家庭は貧しく、シングルマザーのカムラは幼い妹の面倒をサルー達に頼み、夜も仕事に出かけるのだった。グドゥも夜通しの仕事に出かけようとするが、サルーも行くときかず、役に立つと重い荷物を持ち上げてみせる。根負けした兄はサルーを連れて列車に乗って移動する。しかし目的地の駅に着くとサルーは寝入ってしまい動こうとしないため、グドゥは「ここで待ってろ」と言い仕事を探しに行く。
サルーが目を覚ますとホームは既に無人になっていた。サルーは兄を探してドアの開いた列車に乗り込み、そこで再び眠ってしまう。次に起きると列車は動いており、ドアも窓も固く閉ざされ出られず、叫んでも誰にも聞こえず途方に暮れる。2~3日間1600キロを走った後、列車はようやくカルカッタ(現在のコルカタ)に到着するが、そこは全く知らない土地だった。故郷「ガネストレイへ帰りたい」と言っても、サルーの知らない言語を使う地域で通じない。孤児の群れに合流し、ダンボ―ルを分けてもらい一旦眠りに着くが、複数の大人達が孤児を攫いに来たため必死に逃げ、川辺の祈り場にある供物で飢えをしのぐのだった。サルーが線路を歩いていると、ひとりの女性に出会い優しく保護されるが、翌日怪しい男性が来たため、拉致されることを予感し隙を見て逃げ出すサルー。
それから2か月、ゴミ捨て場でスプーンを拾ったサルーは、ホームレスのたまり場に座り、目の前のレストラン内でスープを飲む男性を見ながら、彼の食事の真似をする。それに気づいた男性は、サルーに声をかけ、警察に保護してもらう。しかし「ガネストレイ」という地名がわからず、母親の名前もわからなかったため、迷子リストに掲載され国営の孤児院へと送られる。そこは食事や読み書きの授業もあるが、決して良い環境とは言えず、しばらくして人権活動家の女性と面会することに。サルーの事はカルカッタ中の新聞に載ったが、反応がゼロだったため、サルーは現実を認めたくなくとも、オーストラリアの家庭の養子にもらわれることになったのだ。オーストラリアへ旅立ったサルーは、スーとジョンの夫妻に迎えられる。まだ言葉はわからなかったが、スーは「いつかあなたの全てを教えてね」と告げるのだった。夫妻は優しく、サルーも行儀良く少しずつ打ち解けて1年を過ごしたが、続いてマントッシュという弟分の養子が迎えられる。しかし彼は過去のトラウマからか度々癇癪を起こし、夫婦に世話を焼かせるのだった。疲れ果てたスーを優しく慰めるサルー。
それから20年が経ち、立派な青年となったサルーは両親と大学への門出を祝っていたが、問題児の弟は現れなかった。サルーはマントッシュに「母をこれ以上悲しませるな」と忠告して旅立つ。サルーは大学でルーシーという女性と出会い、付き合うようになる。ある日、仲間のインド料理会に参加したとき、あの揚げ菓子ジャレビを見つけ、幼少期の記憶が鮮明に蘇るのだった。仲間に自分の本当の過去を打ち明けると、グーグルアースで生まれ故郷を探せるのでは、と提案される。その後、サルーはルーシーを両親に紹介する。ルーシーは実の家族のことを両親に話しては?と持ち掛けるが、彼は躊躇う。タイミング悪くそこへマントッシュが現れ、サルーを挑発する彼に「俺たちは兄弟じゃない」と言い放つと、マントッシュは癇癪を起してしまい、食事の空気は台無しになってしまう。結局両親に打ち明けないまま、微かな幼少期の記憶を頼りに故郷を探すが、一筋縄ではいかない。サルーは熱中するあまりルーシーとの関係も拗れ、仕事も辞めて両親にも心配をかけてしまうのだった。
心労で体調を崩したスーを支えてあげて、と言うルーシーに対し「生母を探すのはママへの裏切りだ」と答えると「そう思う方ではないわ」と諭される。サルーはスーの元へ向かい「本当の子供だったら…僕らは過去を背負ってもらわれた。その結果がこれだ」とこぼすと、子供を授かることはできたが、不運な子供達を助ける方が意義があると、夫婦で養子をもらう選択をしたのだと告白する母。幼少期にアルコール中毒の父を持つ彼女は、悲しみに暮れていると、褐色肌の子供のビジョンを見て、心が救われたと言う。「これが正しいと、幸せな家族になると確信していた。でも今は迷いがある。力になってサルー」サルーは改心し、マントッシュの元を訪れ、眠っている彼に謝罪をするのだった。そして終に、自分の記憶に沿って、生まれ故郷「ガネストレイ」を見つける。そこは「ガネッシュ・タライ(Ganesh Talai)」という土地だった。それをルーシーに伝え「帰りを待ってて欲しい」と言う。彼女も喜び、ここにいるわと答える。サルーは母にも全てを告白すると、スーは「お母様に見せてあげて、立派になった息子を」と喜んでくれた。
失踪してから25年が経った2012年、サルーはついに生まれ故郷へと旅立つ。家へ続く道には確かな記憶があり、サルーはとうとう辿り着くが、そこは家畜小屋になっていた。失意に暮れていると、英語の通じる村の男性がやってきて、別の場所へと連れていかれる。目の前に現れた女性達の中には、母カムラの姿が。ふたりは親子だとすぐに確信して泣きながら抱き合う。「ずっと探していたのよ」と言うカムラに、迷子になったことを謝るサルー、そこには美しく成長した妹もいた。しかし、大好きだった兄のグドゥの姿はなく、神の元へ逝ってしまったと聞かされ兄を悼む。その後サルーはスーに電話し「母はママに感謝してる。あなたたちが僕の家族で、僕が生きてただけで幸せだって。ママはいつまでも僕のママだ。心から愛してるよ、ママ。パパもね。そしてマントッシュも」サルーは幼いころ歩いた線路に立ち、兄グドゥを想うのだった。
兄グドゥは、サルーが迷子になった日、すぐ近くで別の列車に撥ねられ亡くなったと言う。母カムラはサルーの帰りを信じて遠くへは引越さなかった。そしてサルーは、実は自分の名前も間違えていた。本当の名は「シェルゥ」、意味は「ライオン」だ。
2013年、育ての母スーもガネッシュ・タライへと訪れ、サルーとふたりの母は抱きしめ合い、喜びを分かち合った。インドでは行方不明になる子供が毎年8万人以上。この映画を通して世界中の恵まれない子の救済活動を支援している。
感想(ネタバレ含む)
兄ちゃーーーん!!!だけがとても悲しい!泣
もう幼いときのふたりの仲の良さと言ったら!
兄ちゃんの上に乗って水に浮かぶシーンとか…
兄弟愛が素敵すぎて逆に辛いです泣
もう勝手に、帰ったら約束の揚げ菓子ジャレビを大量に買ってあげるのかな〜とか妄想しちゃいましたよ
しかも・・・恐らくサルーを探してて轢かれちゃったんでしょうね
なんたる悲劇か
最後、サルーの妄想ですが、笑顔のグドゥが見れて良かった・・・
最初の迷子〜孤児になるシーンは
思ったより長く、現実的で辛いシーンでした
誰も知らない見知らぬ土地に5歳の子供ひとり、、、絶望すぎる!
落ちてるリンゴの芯をかじるシーンとか
言葉が通じず、大人から邪魔者扱いされるシーンとか
誰か早く助けてあげてーーーー!ってなります
途中、優しそうな綺麗な女性に保護され、やっといい人現れた!と思ったら、売り飛ばす気なのかい!?っと上げて落とされます
彼女も貧しいが故なんでしょうけど
どこに生まれるか、両親がいるか、両親に愛情を注いでもらえるかで、
生まれる人の人生は大きく変わるんだなと痛感します
自分の努力ではどうにもならない現実
しかし、5歳の時の記憶を頼りにって結構すごいことですよね
ストーリーでは浅い説明でしたが、
世捨て人みたいになってしまうほど難航していました
正直そこまで病んじゃうのかな?とか彼女をふる必要あったのかな?と思って観てましたが、当人しかこの苦悩はわからないですよね、きっと
原作では、もっと詳しく心情を知ることができるかもしれません
ちなみに、揚げ菓子ジャレビを紹介している動画はこちら(このシリーズ好き)
インドの歯溶けそうなジャレビーの作り方 / Mawa Jalebi
キャストについて
もう子役の男の子が可愛すぎて可哀想すぎて泣けます!
特集記事があったので載せます
サルー役のダブル共演が仲睦まじくて最高です!
彼女役は大好きな女優ルーニー・マーラ
実は彼女が出演していたのが、観たきっかけです
お母さん役は、またもニコール・キッドマン
確かにオーストラリア出身の女優と言えばこの人なんですが
華やかな美人役のイメージでしたが、最近はお母さん役がかなり上手い!
夕食でサルーとマントッシュが喧嘩したシーンの、やり場のない怒りをこらえる表情が、本当にグッときました!今後も人間味溢れる役に期待!
以前紹介したニコール・キッドマンが母親役の作品はこちら
ちなみに、ずっとタイトルの「ライオン」ってどうゆう意味?
と思って観てましたが、最後の最後に出てきましたね!
主人公の名前の意味か!どうりで一度もライオンなんて出て来ないわw
エンディングのシーアの曲「Never Give Up」もとても良かった!
ちょっとインドっぽい世界観の楽曲です
インドとオーストラリアの生活水準の違いも、見比べるとすごいですね
もちろんどちらの国内でも貧富の差はあるのでしょうけど
なんでわざわざ外国の子を養子にもらうのだろう?と最初疑問でしたが
恵まれない子供を救済するということだったんですね
そうゆう活動があることすら知らなかった自分が恥ずかしい・・・
またひとつ感動を味わい、勉強になりました!Ü