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映画やグルメなど、好きなものを紹介していきます

映画「武士の一分」武士の生き様と日本の古き良き風情が素晴らしい

どうも ゆうですÜ
今回紹介する映画は、久々に邦画
武士の一分

Bushi no ichibun (2006)

邦画はあまり観てないのですが
この映画はすごく好きです
主演の木村拓哉さんのイメージが変わりました!

説明・あらすじ

2006年の日本時代劇、ヒューマンドラマ映画(英題:Love and Honor)。
原作は藤沢周平作の時代小説「盲目剣谺返し」。
山田洋次監督による「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」と並ぶ「時代劇三部作」の完結作。第57回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門オープニング作品、特別部門にノミネート。

下級武士の三村新之丞は、妻の加世とともに幸せに暮らしていた。しかし、藩主の毒見役を務め、失明してしまったことから人生の歯車が狂い始める。妻が番頭の島田といい仲であることが判明し、絶望のなか離縁を決意。愛する妻を奪われた悲しみと怒りを胸に、新之丞は島田に「武士の一分」を賭けた果し合いを挑む。


Love and Honor Trailer (2006)

ストーリー(ネタバレ)

・主な登場人物
三村新之丞(木村拓哉
三村加世(檀れい
徳平(笹野高史
木部孫八郎(緒形拳
島田藤弥(坂東三津五郎

東北の小さな藩・海坂藩に仕える下級武士の三村新之丞は、美しく気立てのよい妻・加世と所帯を持ち、つつましいながらも幸福な暮らしを送っていた。新之丞は城下にある木部道場で剣術を修め、優秀な侍だったため
剣の腕を活かす仕事に就きたかったが、仰せつかった仕事は藩主の毒見役(鬼役)だった。そしてある日、藩主の昼食を食べ、つぶ貝の毒にあたって倒れてしまう。その後高熱を出し激しい痛みに苦しみ、そして数日後、一命は取り留めたものの、新之丞は失明してしまう。

Takuya Kimura, Takashi Sasano, and Rei Dan in Bushi no ichibun (2006)

加世はお百度参りをして祈るが、医師からは再び見えるようになる見込みはないと告げられる。新之丞は絶望で死を考えたが、加世や中間(使用人)の徳平が止めに入り思い留まる。しかし今後の生計をどう立てるか親族が会議を開き、加世は家禄(給料)の半分でももらえるように頼むよう言われる。加世は偶然道で顔見知りの上級武士・島田に会い、何かあれば力になると言われる。その後島田から、三村家は存続、家禄はそのまま受け取れると知らされ喜ぶが、島田はその代償として、加世に肉体関係を強要してくるのだった。

Rei Dan in Bushi no ichibun (2006)

しばらくして新之丞は加世と島田の関係を耳にし、加世もいずれ知られることだと観念し白状する。新之丞は加世を離縁し、自分のせいで妻が辱められたことによる申し訳なさと屈辱、怒りに震える。そして木部道場で剣術の稽古を再開し、道場主・孫八郎に鍛えられるのだった。島田は加世を騙しており口添えはしておらず、それでも家禄を受け取れていることを知った新之丞は「武士の一分(侍が命を賭して守らなければならない、名誉や面目という意)」から島田に果し合いを申し込む。

Takuya Kimura in Bushi no ichibun (2006)

人知れず河原での決闘が始まり、盲目の新之丞には不利な戦いだったが、そのことにより敵に生まれる油断を突け、という師匠の教えにより、新之丞は島田の左腕を見事斬り落としてその場を去る。島田は藩に詮議(事情聴取)されるが一切答えず、残った右手で切腹し自害する。恨みを果たした新之丞だったが、離縁した加世は行方知らずで後悔していた。ある日の夕飯で、徳平の不味い飯と違うことに気づいた新之丞が問い立てると、徳平は新しい飯炊き女を雇ったと言う。新之丞はその女を側に呼び、抱きしめる。女は身分の低い使用人として新之丞の世話をしようと戻ってきた加世だった。飯の味は、愛する妻の味だった。

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感想(ネタバレ含む)

夫婦愛!!!
ある意味単純明快なストーリーですが、登場人物の演技の上手さに引き込まれます
ストーリー解説では全く伝えきれないので、ぜひ観ていただきたい!!!
木村拓哉が主演の作品って、ザ・キムタクキャラなイメージがあったのですが
新之丞もキムタクキャラでありつつ、盲人としての演技がめちゃめちゃ上手い!
目が見えないことにより頭をぶつけるシーンとか、自然すぎて愛着湧きます

もうひとつ、木村拓哉が主演の時代劇映画無限の住人」も気になります!

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加世役の檀れいは本当に綺麗!しおらしく夫を立てる素敵な妻
島田に狙われるのもわかる気がします・・・
島田も下衆野郎ですが、最期は武士らしく切腹するところは良かったです
特にいい味出しているのは徳平!「へい」って言って遠慮がちな行動がすごくいいです
新之丞と加世が復縁できたのも、仲介役として徳平がいてくれたからだと思います
ストーリーでは割愛していますが、お節介な親戚のおばさん役の桃井かおりも、いい感じにウザキャラで素晴らしいw こうゆう煩い人いるよね〜って感じですw

Takuya Kimura, Takashi Sasano, and Rei Dan in Bushi no ichibun (2006)

あとは、やはり武士としての志や姿勢がかっこいいですね
加世もそうですが、潔いというか、凛としています
日本の古き良き時代の生活感もいい!
お膳のご飯もやたら美味しそうに見えます!!!
焼き魚と白米と漬物とお味噌汁食べたくなります〜!笑

日本の風情を感じる作品としても素晴らしいですÜ