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映画やグルメなど、好きなものを紹介していきます

「マイ ビューティフル ガーデン」ほっこり自然に癒される

どうも ゆうですÜ

今回は自然に癒されるヒューマン映画のご紹介

マイ ビューティフル ガーデン

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all from official site

イギリス庭園も自然風景も大好きなので観てみました

説明・あらすじ

原題:This Beautiful Fantastic(2016)
サイモン・アバウド監督のイギリスを舞台としたドラマ映画。
何事も整っていないと気が済まないベラは、食事の配置や歯ブラシまでも揃えているが、予測できない自然、特に植物が苦手で、彼女の庭は荒れ放題だった。
するとアパートの管理人に、1ヶ月以内に庭を元通りにしなければ退去してもらうと言われてしまい…。

(英語版公式サイト)http://www.samuelgoldwynfilms.com/this-beautiful-fantastic/


『マイ ビューティフル ガーデン』予告編

ストーリー解説(ネタバレあり)

・主な登場人物
ベラ(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)
アルフィートム・ウィルキンソン
ヴァーノン(アンドリュー・スコット
ビリー(ジェレミー・アーヴァイン

生後間もなく公園に捨てられていたベラは、幼い頃から秩序を好み、大人になってもきっちりとしたルールに沿って生活をしていた。しかし無秩序に成長する植物だけは苦手であり、彼女の庭は荒れ放題。

ある日、ベラが働く図書館に風変りな発明家ビリーが訪れる。
口うるさく規則を言われても自由奔放なビリーに惹かれるベラは、彼が残していったメモを持ち帰る。
それは機械仕掛けの鳥の設計図だった。
しかし突風によりメモが庭に飛ばされ、木に引っかかる。ベラはそれを取ろうとして転倒し、気を失うのだった。

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目が覚めると隣に住む老人アルフィーの家にいた。
彼の主治医は優しく介抱してくれるが、アルフィーはずっと嫌味を言ってくる。
そして料理人ヴァーノンが仕事を終え帰ろうとすると、汚れた床を掃除しろと言うアルフィー
娘たちを迎えに行かなければならないヴァーノンの代わりに、ベラは掃除を引き受けた。

翌朝、ヴァーノンが娘たちを連れてベラのために朝食を作りに来る。
それに機嫌を損ねたアルフィーは、ヴァーノンをクビにすると言うと、ベラは自分が代わりに雇うと言い出すのだった。

数日後、アパートの管理人が訪れ、1ヶ月以内に庭を元通りにしなければ退去してもらうと言う。
ベラは庭造りに取り掛かるが、自由に伸び切った植物相手に苦戦するうえ、アルフィ-に料理人を返せとまくし立てられる。
そこで、ヴァーノンがベラの家から3食の食事を提供する代わりに、アルフィ-には庭造りのアドバイスをするよう取り引きをする。

造園家だったアルフィーはベラを自分の庭に招待する。
そこには様々な花が咲いており、感動するベラに「秩序を守った美しいカオス(混沌)の世界だ」と説明するアルフィー。彼は各国を旅して植物を集め、その一つひとつには思い出が詰まっていた。
そしてベラに、大切にしているアーサー・ミルドメイという造園師の園芸本を貸す。
本の素晴らしさに影響され、庭造りにやる気を出すベラだった。

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ある日、ベラは公園でビリーに会う。「機械の鳥をつくっているのよね」と言うと、ビリーは彼女を作業場の倉庫へ誘い、機械仕掛けの鳥「ルナ」を紹介する。
ベラの夢は児童作家で、ビリーは「ルナ」の物語を聞かせて欲しいと頼む。

日に日に仲良くなる二人はデートの約束をし、キスをする。
しかしデート当日、遅刻癖のあるベラは終に解雇されてしまう。落ち込みながらも公園でビリーを待つが、彼はなかなか現れない。
辺りを探しに出たベラはビリーが他の女性と手をつないで歩いているところを目撃してしまう。

失恋したベラが部屋で引き籠っていると、花を持ったアルフィーがやってきて「今なら何でも質問に答えてやる」と言う。ベラが「恋をしたことはある?」と聞くと、アルフィーは一人の素晴らしい造園師の女性の話をする。
その女性はアルフィーの妻で、ベラに渡した本の著者だった。当時は女性が本を出すことは難しい時代だったため、男性の名前で出版していた。彼女は出産で亡くなり、アルフィーは妻と子供を同時に失うが、生きる意味を教えてくれた女性で、それから造園を人生の喜びとしてきたと話す。

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アルフィーの励ましによりベラは再び造園を始めるが、期限間近のところで嵐により庭が荒らされてしまう。
落胆するベラのもとに松葉杖をついたビリーが現れる。彼はバスに轢かれ約束の場に行けず、またベラが見かけたのは三つ子の弟の一人だったのだ。二人は和解しコンサートに行く約束をする。
しかし庭造りが間に合わないと焦るベラ。するとアルフィーとヴァーノンが、今日は気晴らしに出かけてこい、とベラを外出させる。

帰ってきたベラは、庭が綺麗にデコレーションされていることに驚く。アルフィーとヴァーノンがベラのために準備してくれたのだ。アルフィーはベラに一輪の花をプレゼントし、彼女をエスコートする。
ベラたちはライトに灯された庭でディナーを楽しむのだった。

翌日、管理人が訪れ今度は家賃を上げると言い出すが、実はアルフィ-がアパートの家主だったので、ベラは退去せずに済む。
ベラはビリーと、そしてアルフィーも一緒に、路上コンサートを楽しむ。

月日が流れ、ビリーと交際中のベラのもとに、アルフィーの死が伝えられる。
庭で開かれた葬儀の後、ベラがアルフィーからの遺書を読む。家はヴァーノンに譲り、妻の園芸本はベラに。そして庭にはヴァーノンの娘やベラの子供たちにも、アルフィーの存在を語り継がれるように、日本のモミジの木が植えられた。
再び人生の素晴らしさを教えてくれた友人ベラに、感謝の気持ちがつづられていた。

その後、ベラは「This Beautiful fantastic(この美しき風変わり)」というタイトルの、飛べない鳥「ルナ」が旅人と出会い、空を飛べるようになって、たくさんの花が咲く美しい世界を見るという話の児童書を出版。
旅人のモデルはアルフィーであり、ベラが働いていた図書館にも収められるのだった。

感想

観終わった後はほっこりします
ファンタジーとまではいきませんが、現代版おとぎ話のようなストーリーで
アメリ」や「ペネロピ」に近い作品です

登場人物はみんな風変りで独特なキャラクターですが、どこか憎めない愛嬌があります

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主人公ベラはもちろん几帳面すぎて不器用
隣に住むアルフィーは最初は特にひねくれものの頑固じいさん
料理人ヴァーノンは料理の腕は素晴らしいですが、突然ベラの家に来て居候?
ビリーは飲食禁止の図書館で平気で飲み食いする…

さて、ヒロインはベラ それにに対し、この3人の男性のうち誰がヒーローでしょうか
私個人的には老人アルフィーだと思います

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最初は嫌味や文句ったれの頑固じいさん
家族を失った独り身の彼の楽しみは、美しい庭とヴァーノンの美味しい料理のみ
しかし庭造りを通して徐々に心を開いていきます
最初とのギャップがまた彼の魅力を引き立てますね
お花を持って失恋したベラを励ましに来るなんて素敵じゃないです
また、お庭だけでなく家の中にも植物で溢れた部屋があり、昔旅をした頃のお話をします
彼の「秘密の花園」って感じですね

路上コンサートのシーン
無事庭を復活させ、ビリーとも仲直りしたベラを見つめるアルフィーはとっても幸せそうです
孤独だった彼に人の温もりと、庭を復活させるという役目・生きる目的ができたんですね

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最後に喧嘩ばかりしていたヴァーノンに財産(家)を譲るところも素敵です


個人的に、庭は最後までベラの力で復活させてほしかったな~とちょっと思いました
その方がやり遂げた感がありますよね
まあ彼女は園芸家ではなく作家が夢だったので、それもありか
そもそも庭造りをしなければならなくなったのは、家主であるアルフィーの意図っぽいですし

アルフィーの庭も、デコレーションされたベラの庭も素敵ですが
緑の公園もとっても素敵です!
海外行きて~!笑


庭造りの映画は他にも「ヴェルサイユの宮廷庭師」というフランスが舞台の作品もあります
こちらも素敵なお話だったので、また紹介したいと思いますÜ