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「チャイルド44 森に消えた子供たち」ハラハラ展開!

 

こんばんは ゆうですÜ

様々な役柄をこなすトム・ハーディに興味を持って観た映画
チャイルド44 森に消えた子供たち」を紹介します
終始ハラハラドキドキで、終盤まで
「頼むからハッピーエンドになってくれ・・・‼」と思った作品でした

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Amazonより

説明・あらすじ

原題:Child44(2015)
アメリカのスリラー映画
トム・ロブ・スミスの小説「チャイルド44」が原作であり、続編に「グラーグ57(英語:The Secret Speech)」、「エージェント6(英語:Agent6)」がある
スターリン政権下、国家保安省のエリート捜査官である主人公レオが、陰謀で左遷されるなか連続殺人事件を解決すべく奮闘する物語である 

 

映画『チャイルド44 森に消えた子供たち』公式サイト|2016年1月6日(水)Blu-ray&DVD発売 デジタル配信スタート

ネタバレを含む解説

 ・主な登場人物
主人公レオ(トム・ハーディ
親友アレクセイ(ファレス・ファレス)
部下ワシーリー(ジョエル・キナマン
クズミン少佐(ヴァンサン・カッセル
レオの妻ライーサ(ノオミ・ラパス
ネステロフ将軍(ゲイリー・オールドマン
連続殺人犯マレヴィッチ(パディ・コンシダイン

舞台はスターリン体制下のソビエト連邦。ホロドモール(ウクライナの人工的大飢饉)による孤児の少年は孤児院を脱走し、ある軍人の養子となり「レオ」と名付けられる。
1945年、軍人となったレオはベルリンの国会議事堂陥落後、その上で旗を振る写真を撮られ、戦場の英雄となり出世する。
1953年、MGB(ソ連国家保安省)の捜査官となっていたレオは、数名の部下とともにスパイ容疑のある獣医を追い、匿っていた農家で捕えることに成功するが、部下のワシーリーが見せしめの為に農家の夫婦を射殺し、その子供にも銃口を向ける。
激怒したレオはワシーリーを殴り飛ばし、残された二人の娘を慰めようとするが、彼女たちは絶望したまま、そしてワシーリーのレオに対する憎しみが増していく。
ある晩、突然クズミン少佐に呼び出されたレオは、親友アレクセイの息子の死を告げられる。線路脇の森で見つかった裸体の死体は、外科医が施したような切り傷があり、溺死の症状を呈していた。しかしスターリン政権下では「理想国家に殺人はありえない」ので、事故死と処理され、それを受け入れるようにアレクセイを説得しろとの命令だった。「殺人だ」と泣き叫ぶアレクセイとその家族を「反逆罪になるぞ」と説得し、戻ったレオは少佐から新たな命を受ける。捕獲した例の獣医が他のスパイの名を自白し、そのうちの一人を告発しろと渡された書類は、レオの妻ライーサだった!

レオは困惑しながらも家の中をくまなく探すが、一切スパイの証拠は出てこなかった。
また、養父に相談すると「一家4人で死ぬか、一人だけ死ぬかだ」と言われる。そこへライーサが訪ねてきて、皆で夕食を取る中「妊娠した」と告白を受けたレオは、妻のスパイ疑惑を否定する。
二人は夜中に連行され、そのままモスクワからヴォルスクという地に左遷、レオは民警に降格され、豪華な住まいからボロアパートで暮らすことになった。妻のスパイ容疑は、レオの忠誠心を確かめテストだったのかもしれない。
教師だったライーサも学校の清掃係となり、レオの後釜に着いたワシーリーから電話で「レオを捨てれば助けてやる」と言われ断ろうとするが手下に襲われそうになる。
彼女がモスクワ行きの列車に乗ろうとするところを何とか止めるレオだが、妊娠は自分が助かるための嘘、MGB捜査官の彼が恐ろしく断れずに結婚したことをライーサから告げられ絶望する。

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IMDbより

 さて、ヴォルスクでもアレクセイの息子と同じ少年の変死体が見つかった。
レオは同一犯によるものと考え、ネステロフ将軍に協力を依頼する。最初は猛反発だったが、同じ年ごろの息子がいることから協力するようになり、調査の末44人もの少年たちが犠牲になっていた。
レオとライーサは目撃者の話を聞きにモスクワに戻るが、結局話を聞くことができず、そしてアレクセイと接触したことで彼はワシーリーに射殺されてしまう。
レオ達も戻りの列車で刺客に狙われるが、何とか返り討ちにして脱走し、一番殺人件数が多いロストフへ向かう。犯人がいる可能性が高い工場に潜入し、事件記録と従業員の勤務(出張)記録を照らし合わせ、マレヴィッチを容疑者とする。
感づいたマレヴィッチは逃走するが森でレオに捕えられる。
彼は元々軍医で、レオと同じく孤児だったことを知りレオは動揺するが、その間に追いついたワシーリーがマレヴィッチを射殺する。ワシーリーはレオに襲いかかるが、戦いの末岩に頭を打ち付けて絶命する。

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IMDbより

 連続殺人事件収拾後、MGBの組織は一新されクズミン少佐は逮捕、レオはモスクワへ復帰する。
昇進の話を断ったレオは、代わりにネステロフとの殺人捜査課の新設を求めたのだった。
そしてある日、ライーサと孤児院に訪れたレオは、ワシーリーに両親を殺された二人の少女と面会する。両親を返すことだけはできないと謝り、できれば養子に迎えたいと伝えて二人の返事を待つ。
廊下で待つレオはライーサに「今でも俺が恐ろしいか?」と聞くと「いいえ」と答えてレオの手を握るライーサ。すると荷物を持った少女たちが二人の元にやってくる。
家族となった4人は孤児院をあとにするのだった。 

感想

 原作は読んでいませんが、小説を映画にするとなると、
コンパクトにまとめるのはなかなか難しいですよね
(原作にはもっと深い大事なエピソードが含まれているのだとか…)
2時間強の長さで、暗いシーンがずっと続くので
最後はハッピーエンドで本当に良かった!と安堵しました

 

まさかの妻ライーサがレオを受け入れていなかったという…
「どんな逆境でも夫婦の愛で乗り越える」という典型的な希望が打ち砕かれました
ただ、困難を乗り越えて二人の絆は強まっていき、最後は打ち解け合うので良かったです
レオの正義感と貫く志に心打たれたのだと思います

それにしても、戻りの列車で何人かの男に襲われるシーンですが
意識朦朧としているレオとともに果敢に戦ったライーサがすごい!
ノオミ・ラパスは「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」でパンクな女性を演じているので元々強そうな印象ではありますが、やはり女性は強しですね!笑

 

さて、冒頭でも書きましたが、様々な役柄をこなすトム・ハーディ
最初の印象は「インセプション」や「ブラック&ホワイト」のイケメン俳優だったので、「ダークナイト ライジング」の悪役を観て「え?!これがあのトム・ハーディ?!」とかなり驚きました!
そのほか「ブロンソン」という狂気の囚人役もこなし、全く別人に見えます
今回の英雄であり恐ろしさもある主人公は、そんな演技派のトム・ハーディがピッタリだなと納得

その男、トム・ハーディ~七つの顔~:今週のクローズアップ - シネマトゥデイ

 

そして、ワシーリーの最悪ぶりときたら!ムカムカが止まりません!
解説に書ききれてませんが、レオの家宅捜査で、夫婦のベッドをナイフで引き裂いたり、こっそりライーサを引き込もうとしたり
ライーサにスパイ容疑をかけたのも彼かもしれませんし、わざわざ屈辱的な劣悪な環境に追いやったのも、彼の仕業かもしれません
ライーサに「化け物」と言われますが、狂気の人間が権力を持つと本当に恐ろしいですね
ただ、当時の「理想の国家に殺人はあり得ない」という思想から殺人を黙認したり、罪のない人に容疑をかけ制裁したり、混沌とした時代が、狂人が生んだのかもしれません
英雄のはずが突然妻にスパイ疑惑
「明日は我が身」何が起こるかわからない時代です

 

また、ゲイリーオールドマンも好きな俳優で、良いキャラも悪いキャラも演じますが、今回は最初悪役だったのではじめショックを受けましたが、最終的には協力してくれ良いキャラになったので安心しました!

そして悪役上官クズミン少佐を演じるのがヴァンサン・カッセル
私の中では結構大物俳優な印象なのですが、登場シーンも少ないし最後は逮捕されるという(名前もクズミンだし)・・・
思えばかなり大作の映画ですが、上映されてから今まで全然知りませんでした(;'∀')

 

続きの話も気になります!
2009年版「このミステリーがすごい!」海外編で1位を獲得した小説の映画化作品
ぜひご覧あれÜ